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109ペリネイタルケア 2017 夏季増刊母乳育児支援第 章2効果的な抱き方、吸着のさせ方〜授乳支援に必要な援助者の視点〜④児が新生児の場合、頭や肩だけでなく体全体が支えられていること 基本的には、これらのポイントを押さえつつ母児双方が楽なポジションをとれているかを確認する。ただし、向き癖や緊張の強い児の場合には個々の児の状況に合わせる。新生児期の脊柱は緩やかなCカーブであり、「児の体が一直線になるように」という表現はねじれのない姿勢をイメージしやすいのだが、緊張の強い児は「一直線」を意識し過ぎると頭部が必図5 床での授乳(あぐら)骨盤が後傾している。クッションを使って座面を支える。授乳クッションを変更し、厚みをアップ(高さを調整)。左:薄めの授乳クッションは母親が前傾姿勢になりがち。右:バスタオルの使用で高さを修正、タオルは母児の姿勢が安定する位置に挟む。※この時点では母親の座位がやや不安定であるので、両坐骨に安定して体重が乗るよう座面を支えるとなおよい。左:衣類を手で支えずに左手を空ける(ピンチが落ちないように注意)。右:適度な高さの授乳クッションを使用、かつ座面もクッションで支えることにより母親の姿勢が安定する。
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