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ペリネイタルケア 2018年 新春増刊8【適応・施行時期】母体適応・胎児適応、母児のリスクを鑑みた施行時期01聖隷浜松病院産婦人科・総合周産期母子医療センター 部長 村越 毅 むらこし たけし わが国の分娩件数は年々減少し、2016年では97万6,928人と、統計開始後初めて100万人を下回った(図1)。一方、一般病院と診療所とでは帝王切開分娩率に差があるものの、帝王切開分娩数は年々増加の一途をたどっている。2014年の統計では全分娩の約20%が帝王切開分娩(一般病院24.8%、診療所13.6%)であり(図2)、この20年でわが国の帝王切開分娩率は約2倍となっている。 妊婦や家族にとって、帝王切開分娩は「安全な分娩」というイメージが存在する。しかし、必ずしもそうでないことは医療提供者には周知の事実である。はじめに日本の出生数の年次推移図11947195119551959196319671971197519791983198719911995199920032007201120152016050万100万150万200万250万300万(年)(人)(文献1より引用改変)
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