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ペリネイタルケア  2018年 夏季増刊105 多くの妊婦さんは、赤ちゃんが元気に大きくなっているか、毎回の妊婦健診を楽しみに受診します。赤ちゃんが元気にしている姿を、助産師外来でも見せることができたら、妊婦さんとの会話も弾みますね。では、どうやったら短時間できれいな画像を見せることができるのでしょうか。そのためには、超音波機器の特性や設定を知っておくとよいと思います。●プローブの種類と周波数 使用機器により多少の違いはありますが、産婦人科の経腹超音波で使う超音波プローブには、大まかに分けて図1のようなものがあります。大きな違いは周波数にあり、周波数が高いものほど、より体表に近い部分の構造を、より細かく示すのが得意です。リニアプローブは周波数が高く、妊娠初期から中期前半の小さな胎児の構造を観察するのに適しています。コンベックスプローブは、先の丸くなったプローブで、産婦人科でよく使われるものです。周波数の違いによって何本か付いている場合もありますし、1本で周波数を切り替えられるものもあります。周波数は、数値が高い方が画像をよりきれいに写すこと超音波検査のギモンCG-206順天堂大学医学部附属浦安病院産婦人科 准教授 山本祐華 やまもと ゆかコミュニケーション超音波とはコミュニケーション超音波うまく見せるコツは?プローブの種類図1リニアプローブコンベックスプローブ4Dコンベックスプローブ

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