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乳房の変化に関係する女性ホルモン 乳房の成長には、プロラクチン、ヒト胎盤性ラクトーゲン(human placental lactogen;hPL)、エストロゲン、プロゲステロン、副腎皮質刺激ホルモン(adrenocorticotropic hormone;ACTH)、成長ホルモンが関与している。 妊娠中は、妊娠を継続するためにホルモンバランスが変化している。妊娠20週ごろからプロラクチンとエストロゲンとプロゲステロンの分泌が急激に増加する3)(図2)4)。これらのホルモンはメラニン色素の色素細胞(メラノサイト)を刺激し、肌内部のメラニン色素を増加させるため、色素が沈着し乳輪が黒ずむことがある。またメラニン色素は肌を守る働きもあるので、妊娠期に乳輪が黒ずむことは授乳に備えているためと考えられる。モントゴメリー腺図1 モントゴメリー腺 (文献2より転載)授乳妊娠出産産褥プロラクチンプロゲステロンエストロゲンオキシトシン図2 妊娠中と授乳中のホルモン変化 (文献4より引用改変)40 ペリネイタルケア 2020年 夏季増刊

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