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本稿では、高血圧性脳出血などの小血管病変による脳出血を中心に概説します。好発部位と特徴的な症状脳出血の好発部位は、被殻出血(29%)、視床出血(26%)、皮質下出血(19%)、脳幹出血(9%)、小脳出血(8%)などがあり3)、血腫の部位と大きさによって症状は異なります(表1)。さらに皮質下出血は部位により異なる神経徴候が見られます(表2)。脳出血の部位別の神経徴候を理解しておけば、出血部位からきたしやすい神経徴候を推測でき、現れている神経徴候から出血部位を推測できます。9BRAIN NURSING 2017 春季増刊脳血管障害1章

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