M021750
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表2皮質下出血の部位別局所症状出血部位きたしやすい症状前頭葉・反対側の多彩な運動麻痺・注視障害、共同偏視、傾眠傾向、興奮、不穏、異常行動・優位半球では運動性失語側頭葉・反対側の感覚障害・優位半球では感覚性失語、血腫が前方に進展すれば運動性失語も認める・劣位半球では異常行動・側頭葉後部の出血では同名半盲、血腫が内側や上方に拡大すれば片麻痺頭頂葉・優位半球では失語、頭頂葉の側頭葉境界に近い角回および縁上回ではゲルストマン症候群(失書・失算・手指失認・左右失認)、観念性失行・劣位半球では半側空間無視、身体失認、病態失認、着衣失行後頭葉・同名半盲・同側の眼周囲の激しい頭痛部位に関係なく認める症状・けいれん・出血部位の頭痛表1出血部位別の神経徴候と特徴(文献4より一部引用)出血部位被殻出血視床出血CT画像症 状意識障害血腫が大きければあり血腫が大きければあり運動障害反対側に片麻痺反対側に片麻痺感覚障害反対側にあり反対側に著明にあり眼症状瞳 孔正常(脳ヘルニアで病側散瞳)縮瞳しばしば不同対光反射正 常消失する場合あり眼球位置病巣側への共同偏視鼻尖への共同偏視そのほか優位半球で失語劣位半球で失認優位半球で失語劣位半球で失認ホルネル症候群(交感神経の障害による縮瞳、眼瞼下垂、患側顔面発汗低下)特 徴血腫が脳室に穿破し、水頭症を合併すれば意識障害は進行する。被殻は内包より脳表に近いため、外科的治療が可能である。被殻と視床にまたがったものを混合型出血という。脳室に近接しているため脳室穿破や視床下部への血腫拡大をきたしやすい。視床の脳表側に内包があるため血腫除去術は行わない。運動失調、不随意運動、精神症状をともなうこともある。10BRAIN NURSING 2017 春季増刊
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