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ブレインナーシング 2018年 夏季増刊14バイタルサイン:血圧、脈拍、心電図、呼吸数、呼吸パターン、動脈血酸素飽和度(SpO2)、呼吸音、喀痰、呼吸困難感、体温神経徴候:意識レベル、運動麻痺、感覚障害、構音障害、視野障害、失語、半側空間無視、失調、瞳孔、眼球運動、けいれん、異常肢位頭蓋内圧亢進の自覚症状:頭痛、悪心、嘔吐水分出納バランス:尿量、輸液量、経口摂取量、経管栄養量便秘、疼痛、ストレス、睡眠状況血液データ:電解質(Na、Kなど)、血液凝固(aPTT、PT-INRなど)検査所見:頭部CT・MRI、脳血管造影、脳血流検査、頭蓋内圧(ICP)意識レベルの低下など神経徴候・頭蓋内圧亢進症状の悪化時にはすぐに医師に報告し、急激な病態変化や緊急の検査・手術に備えた準備を行う頭蓋内圧亢進時は、頭部を30°挙上し、頚部の圧迫や屈曲を避ける体位にする低酸素とならないように適切な酸素投与・気道確保を行う気管内吸引や咳嗽を誘発する看護援助は必要最小限にする発熱時には冷罨法などを用いてすみやかに解熱を図る体液バランスに注意し、過度にプラスになっているときは医師に報告する便秘にならないように排便コントロールを行う疼痛・不安・ストレスの軽減を図り、安楽に過ごせるように支援する患者の理解できる能力に合わせて現在の状況について不安を増強させないように配慮しながら説明する(必要時は繰り返し説明する)患者に医師からの説明や現在の状況について疑問点がないか確認する患者の理解できる能力に合わせて、どのような症状が出現もしくは悪化したらすぐに看護師に伝えるか、またなぜ伝える必要があるのか説明する家族にも患者への説明と同様の内容を説明するOPTPEP頭蓋内圧亢進症状意識障害、頭痛、悪心、嘔吐、瞳孔不同、対光反射の消失、瞳孔散大、呼吸パターンの変化、血圧の上昇、脈圧の増大、徐脈、体温上昇、異常肢位

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