63OPE NURSING 2016 春季増刊第3章弁膜疾患への手術経食道心エコー検査(3Dエコー)僧帽弁後尖中央に弁尖の逸脱と、断裂した腱索を認める。治療過程を知ろう!術後経胸壁心エコー検査僧帽弁形成術後は、術前に認められた弁尖逸脱やモザイクエコーは消失する。また、逆流による容量負荷で拡大した左心房および左心室も縮小する。逸脱部逸脱部左心室左心房断裂腱索必要な器械・器具、インプラント弁形成用リングと専用サイザー僧帽弁形成術では弁形成用リングを使用する施設が大多数であると思われるが、材質や形状によりさまざまなリングがある。当施設では病変部位や原因疾患によりrigid ring(Rigid Saddle Ring)とsemi-rigid ring(Physio-II ring)を使い分けているが、適切なサイズのリングを選択するために専用のサイザーを使用する。いずれのセットも専用サイザーのほかに、リングを保持するホルダーが同梱されている。Physio-II ring(写真提供:エドワーズライフサイエンス)Physio-II ring用サイザーRigid Saddle Ring(写真提供:セント・ジュード・メディカル)Rigid Saddle Ring用サイザー断裂腱索
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