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第   章術式別の術中看護マニュアル262   OPE NURSING 2017 臨時増刊手術の流れがわかる! フローチャート2目的とする厚さの植皮片を採取する。ダーマトームの厚さ調整は、器械の経年劣化などにより、示した数値で採取できないこともあるので、採皮中でも適宜調整する。採皮部は、十分止血の後、創傷被覆材で閉鎖する。ここが山場メッシュ化は、高倍率にすればするほど被覆できる面積は大きくなるが、上皮化に日数がかかり、瘢痕拘縮や網目状模様も強く出て整容性で劣る。植皮の目的、移植床の部位などを勘案し、加工方法が決定される。ここが山場いったん体から切り離し貼り付けた植皮片に、新たに血流が再開し安定するには、通常3〜7日間の植皮片の安静固定期間が必要とされる。植皮片の安静目的に綿花、ゴムなどで植皮片を圧迫固定する。四肢では、ピンニングやギプス固定を行うこともある。ここが山場1.植皮部のデザイン  (デブリードマンの範囲の決定)5.植皮片の縫い付け6.植皮片の圧迫固定2.移植床の準備  (デブリードマン、創部洗浄、  止血など)3.採皮部のデザインと採皮  (全層採皮、分層採皮)4.植皮片の分層化、メッシュ化  (ドラム式ダーマトーム、  メッシュ式ダーマトーム)

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