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解剖の特徴 肩から肘周辺を構成する骨は、上腕骨、肩甲骨、鎖骨、橈骨、尺骨である。肩甲骨は鎖骨を介して胸骨と連結し、また多くの筋により胸郭に連結している。肘関節は上腕骨、橈骨、尺骨で構成される。肩周辺を構成する筋は、大きくアウターマッスルとインナーマッスルに分けられ、アウターマッスルは関節外の大きな筋で、インナーマッスルは腱板とよばれる。肘周囲筋は内側の屈筋と外側の伸筋、後方の上腕三頭筋に大きく分けられる。 肩関節内は関節窩と関節窩を取り巻く関節唇があり、腱板を裏打ちするように関節包があり、前方関節包が肥厚した関節上腕靱帯がある。肘関節は内外側に靱帯があり、肘関節の安定性に関与している。肩から肘の神経は頚椎第5〜8神経と胸椎第1脊髄神経からなる腕神経叢から起こり、肩甲上・下神経、腋窩神経、筋皮神経、橈骨神経、正中神経、尺骨神経に分かれていく。(1)部位別の機能解剖と特徴肩〜肘A自治医科大学整形外科病院助教 西頭知宏肩:骨肩関節は上腕骨頭と肩甲骨、関節窩で構成され、肩甲骨は鎖骨を介して胸郭と連結している。外傷により骨折や脱臼を生じる。骨折では上腕骨近位端骨折、脱臼では肩関節脱臼や肩鎖関節脱臼が多い。肩関節脱臼は前方脱臼が9割以上を占める。上腕骨頭肩峰けんぽうけん さ かんせつさこつけんこうこつじょうわんこっとうじょうわんこつきょうこつうこうとっきかんせつか肩鎖関節鎖骨胸骨烏口突起肩甲骨関節窩上腕骨8OPE NURSING 2019 秋季増刊

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