肩:筋(アウターマッスル)肩:筋(インナーマッスル)肩関節周辺のアウターマッスルとして、三角筋、大胸筋、僧帽筋、広背筋、上腕二頭筋等があげられる。肩関節手術では、三角筋と大胸筋の間を分けて進入する三角筋大胸筋間アプローチがよく用いられる。最近行われているリバース型人工肩関節置換術は、三角筋の力を用いて肩関節挙上を可能にする。肩関節のインナーマッスルは、肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋から構成され、腱板といわれる。最も多い断裂は棘上筋であり、現在では関節鏡を使用した縫合術として関節鏡視下腱板修復術が多く行われている。腱板修復術が不可能な場合には、患者背景により上方関節包再建術やリバース型人工肩関節置換術が行われる。上腕二頭筋三角筋僧帽筋そうぼうきんさんかくきんこうはいきんだいえんきんだいきょうきんじょうわん に とうきん大胸筋大円筋広背筋小円筋棘上筋きょくじょうきんけんこう か きんきょく か きんしょうえんきん肩甲下筋棘下筋9OPE NURSING 2019 秋季増刊第章1上肢・脊椎手術の解剖&手術の基礎知識 (1)部位別の機能解剖と特徴
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