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11.肺高血圧症岩手医科大学医学部 麻酔学講座 脇本将寛 同 教授 鈴木健二 患者説明用ページ手術のリスクと患者さんに守ってほしいこと肺の中の血管を血液が通りにくくなっているので、酸素の取り込みが不足して息切れや疲れやすさの原因となったり、心臓に負担がかかって浮む腫くみが起こったりします。普段から処方されている薬はきちんと飲み続けましょう。喫煙は肺血管収縮を起こし、血液の通りにくさを悪化させるので、禁煙はとても重要です。麻酔中、術中は健康な人に比べて血圧が下がりやすいです。また、心不全を起こすリスクがあります。痛みや寒さを我慢することも病状を悪化させます。「オペナーシング秋季増刊号」イラスト15肺血管の圧が高いため、心臓に負担がかかる肺へ流れる血液が減るため、酸素が不足する麻酔や手術のストレスで、肺血管がより細くなることもあるタバコでも病状悪化!肺高血圧症では、肺の中を血液が通りにくくなり、酸素不足になりやすい! 手術によるストレスでも悪化しやすい!78オペナーシング2020年秋季増刊号

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