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214Neonatal Care 2016 秋季増刊結露・喀痰1.波形の特徴 人工呼吸管理において、加温・加湿、ネブライザー、呼気などの要因から、結露の問題は解決できそうでできない難しい問題です。また挿管している以上、喀痰も同様です。粘性の違いはあるものの、両方共に流動的であるためグラフィック波形に不規則な揺らぎが発生します(図4)。結露、喀痰の量が少なければ、圧波形への影響は小さいですが、流量波形では比較的しっかりと確認することができます。量が多ければ多いほど揺らぎは大きくなり、場合によっては閉塞が発生します。閉塞に至らなければ換気は行われますが、プレッシャーサポート(PS)や補助調節Answer2がトラブルを軽減します。 新生児領域では、圧波形で計画外抜管を見分けることは困難です。PCにおいては、流量波形を確認するようにしましょう。換気量気道内圧流量気道内圧波形が揺らいでいる。吸気時にも揺れるのは、回路が閉塞しそうなほどの結露があるため回路内の流量で結露が移動するために揺らいでいる結露の移動で流量が揺らぐため、換気量波形も揺らいでいる図4●気管チューブ内結露、喀痰

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