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215Neonatal Care 2016 秋季増刊第4章早期発見で赤ちゃんを守る!トラブル・異常を防ぐためのQ & Aグラフィックモニター編⃝波形の異常に気付くドリル1換気(A/C)では、オートトリガーによって過換気状態となり、二酸化炭素の低下につながる場合もあります。2.どんなアラームが役に立つ? 揺らぎで起こった流量の変動により、換気量の上昇が見られます。しかし、喀痰が多い場合は換気量が低下します。また、人工呼吸器が自発呼吸と認識することで、呼吸回数の増加につながるため、「換気量上限/下限」「頻呼吸」といったアラームが発生します。さらに、二酸化炭素が効率的に捌けるため、リーク量が少ない場合はEtCO2の「下限」アラームも有効です。結露や喀痰の確認 このトラブルは、早い段階で回路内の結露や喀痰を排除することで速やかに改善が見込めます。原因が液体のため、貯留は回路や気管チューブなど、どこにでも起こります(図5、6)。蛇管の中に比べ回路の接続部、Yピース部は凹凸により水溜まりができやすいので小まめに確認しましょう(図7)。結露の発生は、環境の条件に大きく左右されます。加湿器の条件を下げることで結露を減らすという対策は、分泌物の粘性が増し閉塞による窒息のリスクが高まる恐れがあるため、十分に検討してから行ってください。結露チューブ内にある場合もある吸気時波形呼気時波形吸気時の呼気弁呼気時の呼気弁図5●気管チューブ内結露におけるグラフィック波形と現象の相関トラブル回避の鉄則!

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