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第3章 3節 排泄・ドレーン管理●42 新生児のストーマケアwith NEO 2019 秋季増刊2014.ケアの手順皮膚保護材の接着面をゆっくり優しく剝がす。皮膚が引っ張られないよう、皮膚を押さえながら剝がす1)。洗浄剤を接着面に染み込ませながら剝がしたり、粘着力が強い場合は剝離剤を使用する1)。Point!長期間の貼付、多量の水様便や発汗などで溶解・膨潤が進んでしまった保護材は、皮膚保護性を消失している。そのため、溶解部分の皮膚障害発生リスクが高くなる2)。5mm以上溶解している場合は、交換間隔の短縮や用手形成皮膚保護材を使用し、皮膚トラブルを予防する。Point!剝がした皮膚保護材を観察する。溶解膨潤・外的刺激を与えないように、泡で汚れを浮かすように洗浄する。・全身状態が不安定であり洗い流しが困難な場合は、拭き取り洗浄剤を使用する。・熱すぎるお湯(41℃以上)、目の粗いガーゼの使用、強くこする、過度に乾燥させるなどの行為は、皮膚に過剰な刺激を与えるため避ける1)。Point!泡で愛護的に洗浄する。・粘膜皮膚接合部も360°、十分に観察する。・血流障害や創離解など(図)は早期に医師に報告し、ケアを検討する。Point!合併症の有無を観察する(図)。見えにくい部位も確実に観察する!❶❷❸❹

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