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962017 秋季増刊1遠心ポンプ(図4)磁力により回転翼(インペラー)を回転させ、その遠心力により血液を送り出します。回転数増と流量の増加は必ずしも一致しません。閉塞されている部分がありません。 -送血量は前後負荷の変動(送脱血圧)などに影響される(空回り) -回路破裂の危険がない -逆流する可能性がある -大量の空気が混入した場合、ポンプ機能が著しく低下するため空気を送りにくいPCPS循環流量一般的に、2~3 L/min(1.2~1.7 L/min/m2)程度が妥当とされています。→末梢循環を十分保ちながら血圧を維持※左心室の後負荷軽減のため(図2)、自己心拍出量の50~70%程度の補助⃝ 採血は右腕から行うのが望ましいです。自己心(肺)からの血流と、PCPSからの血流がぶつかり混ざり合うミキシングゾーン(mixing zone)が存在するため、PCPSの影響がより少ない右腕が望ましいです(ミキシングゾーンは、心機能と送血量により変動)。⃝ 人工呼吸器の設定は、右腕の血液ガスデータにより調整します。PCPS施術中のACT(活性凝固時間)血液凝固のリスクを考慮して、自施設の基準に合わせて設定します。ヘパリンコーティング回路が一般的に用いられているため、ACTをより低く設定するケースも増えています。図2ミキシングゾーン右鎖骨下動脈自己心(肺)からの血流PCPSからの血流ミキシングゾーン図3ACT測定機器提供:平和物産株式会社
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