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10HEART nursing 2018春季増刊スキルアップしよう！目標達成チェックシート川崎医科大学総合医療センター　看護部長付参与／川崎医療福祉大学　特任教授　山やま田だ 佐さ登と美みはじめにダウンロードできます（詳細はP.9へ）第1章 解剖と病態生理のワザ＆コツ 〜心臓のしくみがわかれば病気がわかる〜全身の血液循環★血液循環には肺循環と体循環があり、肺循環は右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房、体循環は左心室→動脈→全身→静脈→右心房と循環する。■■▶ P.21 ・23★★動脈は大動脈から分岐し、全身へ酸素が多く含まれた血液を送り出し、全身の臓器から血液は細動脈から毛細血管、静脈へ送られ、上大静脈・下大静脈を経て心臓に戻る。■■▶P.23★★★冠動脈造影検査（CAG）は大動脈につながっている橈骨動脈や大腿動脈を穿刺し、スワンガンツカテーテルでの検査は、右心系につながる内頚静脈や大腿静脈を穿刺する。■■▶P.23心臓の構造と役割★心臓は、縦に仕切る中隔で右心と左心に分かれ、右心は三尖弁によって、左心は僧帽弁によって心房と心室に分かれる。心臓には右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋がある。■■▶ P.22 ・24★★三尖弁と僧帽弁以外に、右心室と肺動脈の間に肺動脈弁、左心室と大動脈の間に大動脈弁がある。僧帽弁は2つの弁尖、ほかの弁は3つの弁尖を持つ。■■▶P.24★★★前負荷は心臓が拡張するときに入ってくる血液の量であり、血液の量が多いと前負荷が増大する。後負荷は、動脈硬化や末梢血管の締まり具合、血液の粘稠度などによって心臓が血液を拍出する際にかかる抵抗のことをいう。■■▶P.24弁疾患の病態生理★大動脈弁狭窄症は弁口が狭いため、左心室が血液を押し出すのに大きな圧負荷がかかり、心負荷により左室心筋が肥大する。僧帽弁狭窄症は、左心房から左心室に血液が流れにくくなり、左房圧が上昇し、左心房が拡大する。■■▶ P.27 〜30★★弁閉鎖不全症は、弁の閉まりが悪いために血液が逆流する病気。大動脈弁閉鎖不全症は、大動脈から左室内に血液が逆流するため左心室が拡大し、僧帽弁閉鎖不全症は血液が左心房と左心室をいったりきたりするために、逆流が多いと左心房・左心室ともに拡大する。■■▶ P.27 〜30★★★大動脈弁狭窄症の三大症状は、狭心症・失神・心不全であり、僧帽弁狭窄症は、左心房や肺静脈が傷んで心房細動を合併しやすく、左房内の血液のうっ滞から脳梗塞などの血栓塞栓症を起こしやすい。■■▶ P.29 〜30レベルのめやす…★1年目　★★2年目　★★★3年目以上