130051950
15/16

235HEART nursing 2019 春季増刊循環器ケア・患者家族への病状説明・退院後の具体的方針・退院後の療養に必要な連絡・診療情報提供書の作成・退院後の医療施設と連携体制の確認・退院が困難になる患者を早期に抽出する・患者、家族の思いを確認しサポートする・退院支援に向けた患者指導・退院支援・退院調整の経過確認・退院に向けての計画を実施する・日常生活情報に関する情報提供・看護サマリー作成・退院後の方針確認、病状、医療処置、ADL、IADL、金銭面も含めた生活状況の確認・患者、家族への地域医療機関や関係機関についての説明・地域医療機関や関係機関への情報提供・地域医療機関や関係職種との調整(相談・協議など)・必要な社会資源の説明・退院調整カンファレンスの開催・退院支援計画書の作成院調整に関わる各職種の役割退医 師看護師MSW・退院支援に向けた患者指導・ADL、IADLの情報提供・リハビリテーションサマリーの作成 生活の場に復帰するための早期からの退院支援においては、多職種が連携し、病院全体で取り組むことが必須になります。各職種の役割は上記のように分担されていますが、それぞれが関連しており、看護師は全体を統括して患者・家族をサポートしていく必要があります。退院前には院外の多職種も含めたカンファレンスを開催し、早期退院に向けた準備を進めていきましょう。 看護師は今ある問題だけにとらわれるのではなく、入院前との生活の違いや、患者・家族がどう考えているのか、退院後は何に困るのかと想像力を膨らませ、病院として支援すべきことを明確にし、実施していきましょう。リハビリテーション部門院調整に関わる多職種連携退1)宇都宮宏子.2016年診療報酬改定から考える自施設の役割:退院調整から退院支援の時代へ.看護管理.26(7),2016,577-84.(新川裕樹・岩瀬三紀)

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る