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監修のことば この増刊は、4月の年度はじめに、桜のように開花(発刊)します。循環器診療は疾患が多彩であり、心電図、心エコー、心臓カテーテル検査、内科的治療、外科的治療など、理解しつつ覚えるべき内容がたくさんあります。 また、循環器診療は理論的で難しいと遠慮されがちです。しかし、血行動態などがわかり始めると、多彩な循環器疾患も、その共通点や相違点が明確になります。 本書では、新人のハートナースの方のために、107の循環器の重要なトピックスを厳選しました。「第1章 心臓の解剖としくみ&心臓を知るための検査」「第2章 循環器疾患」「第3章 循環器治療」「第4章 循環器ケア」と4部構成です。見開き2ページのぱっと読める体裁にし、図表をふんだんに使い、わかりやすく理解できるように努めました。個人の学習ペースにあわせて一歩一歩、継続的に学ぶことが可能です。 つぼみの時期が長いかもしれませんが、きっと開花し、満開となるでしょう。桜の花は満開直後にさっと散りますが、この増刊号で得る知識の満開は続くことを信じて疑いません。さらに、本書で基本知識を確認し、よりレベルの高い成書に挑戦すれば、学会や研究会に参加したときの理解が深まり、学ぶ楽しみも実感するでしょう。みなさんが患者さんにスマイル&ハートな看護を素敵な笑顔で提供することを夢見ます。トヨタ記念病院 院長/名古屋大学医学部 臨床教授岩瀬三紀

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