抗狭心症薬（硝酸薬）硝酸薬はどう作用する？ 硝酸薬は化学構造にNO（一酸化窒素）を含みます。NOには強い血管拡張作用があり、血管内で放出されることにより冠動脈や末梢血管の平滑筋を弛緩させます（ 図1 ）。●●心臓に戻ってくる血流による心臓への負担を減らす 末梢血管、特に静脈を拡張させることで、心臓に戻ってくる血液を広がった静脈の中に溜め込むことができます。その結果として心臓に戻ってくる血液の量を減少させることができ、心臓の前負荷（心臓に戻ってくる血流による心臓への負担）を減らすことができます。冠動脈と末梢動静脈を拡げて心臓や血管を休めてくれる！抗狭心症薬（硝酸薬）登場！血管拡張前負荷・後負荷の軽減心臓の負担減①③②④34 HEART nursing 2020 春季増刊
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