腎症合併患者さんにならこの内服薬イルベサルタン(アバプロⓇ、イルベタンⓇ)18、19)44適応は?◦高血圧症。禁忌の患者さん・注意すべき患者さんは?◦本剤内服による過敏症あり。◦妊婦または妊娠している可能性のある女性。◦糖尿病でアリスキレンを投与中。そのほか投与前に確認しておくべきこと◦禁忌事項と血圧、血清K値、Cr値は確認しましょう。副作用や注意点◦①血管浮腫、②急性肝炎や劇症肝炎、③急性腎不全、④ショック、⑤横紋筋融解症、⑥高K血症などに注意が必要です。患者さんへの指導ポイント◦高齢者、ほかの降圧薬や利尿薬を内服中の患者さんは血圧低下しやすいので気をつけましょう。◦本剤は、タンパク尿を認めている腎機能障害の患者さんへのタンパク尿抑制効果があることや、高血圧症や糖尿病を合併する患者さんの尿酸排泄効果および血清尿酸値の低下が報告されています。◦慢性心不全患者さんは多数の生活習慣病を有している場合もあることを踏まえると、有用な降圧薬の1つです。用法・用量50~100mgを1日1回内服します。1日最大で200mgまで内服が可能です。内服薬内服薬注射薬点滴薬貼付薬吸入薬薬薬注射薬点滴薬貼付薬吸入薬楕円形の錠剤Tのラインが特徴的76 HEART nursing 2020 春季増刊
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