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総論16Emergency Care 2018 夏季増刊Ⅰ章 ER・ICUでよく使う薬剤●傷病者発見〜BLS(basic life support)心肺停止アルゴリズム(JRC 蘇生ガイドライン2015)反応の確認救急要請・AED/除細動器の依頼呼吸と脈拍のチェック(10秒以内)直ちに5サイクル/2分間のCPR開始(胸骨圧迫30回:人工呼吸2回)・強く、早く押す(5~6cm)・100~120回/minのペース・毎回、胸の戻りを確認する・過換気を避ける除細動器(モニター)到着R1R2R:リズムチェックR3CPRCPRCPRCPR2分2分2分血管収縮薬投与静脈路確保除細動出力:二相性150~200J抗不整脈薬考慮●ALS(advanced life support)①Vf・pulseless VT除細動器(モニター)到着R1R2R:リズムチェックR3CPRCPRCPRCPR血管収縮薬投与血管収縮薬投与静脈路確保②PEA・Asystole<ポイント>・ 胸骨圧迫は、強く(5〜6cm)、早く(100〜120回/min)。胸壁が完全に元の位置に戻るまで待つ。圧迫中断時間は最小限に。・血管収縮薬(アドレナリン)投与は3〜5分おきに1mg使用。・ 難治性Vf/pulseless VTの場合には、抗不整脈薬(アミオダロン)の使用も考慮。初回投与は300mg、追加投与は150mg。アミオダロンがない場合には、リドカインやニフェカラントも考慮される。
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