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19Emergency Care 2018 夏季増刊0心肺蘇生時に用いる薬剤Ⅰ章1)日本蘇生協議会.JRC蘇生ガイドライン2015.東京,医学書院,2016,592p.2)2015AmericanHeartAssociationGuidelinesUpdateforCardiopulmonaryResuscitationandEmergencyCardiovascularCare.Circulation.132(18Suppl2),2015.3)Herlitz,J.etal.Adrenalineinout-of-hospitalventricularfibrillation.Doesitmakeanydifference?Resuscitation.29(3),1995,195-201.引用・参考文献各薬剤の基礎知識パッとわかる一般名(商品名)作用機序副作用投与方法・投与量作用発現・持続時間アドレナリン(アドレナリン注0.1%シリンジ「テルモ」)αアドレナリン受容体刺激作用血圧異常上昇、肺水腫、呼吸困難(心肺蘇生以外での使用時)・3~5分おきに1mgを静脈内/骨髄内投与発現:いずれの投与法でも数秒持続:10~15分p17バソプレシン(ピトレシン®)非アドレナリン作動性末梢血管収縮作用ショック、横紋筋融解、心不全、中枢神経障害、水中毒、無尿・40単位を静脈内/骨髄内投与・気管内投与は80~100単位発現:数秒持続:20分程度p152アミオダロン塩酸塩(アンカロン®)主はKチャンネル阻害だが、Naチャンネル阻害、Caチャンネル阻害作用もあり間質性肺炎、甲状腺機能亢進症、肝機能障害、重症不整脈、血圧低下初期投与量300mg(静脈内/骨髄内投与)、これに続いて150mg投与発現:数秒持続:19~53日p18知識必須心肺蘇生時に使用される抗不整脈薬 リドカインは長年にわたり広く使用されてきた抗不整脈薬ではある。しかし、除細動によって停止しない、もしくは除細動後も連続して再発する心室細動、無脈性心室頻拍に対してその使用を推奨する十分なエビデンスはない。アミオダロンはリドカインと比較し、入院までの短期生存を増加させることは示されている。アミオダロンが使用できない場合においてリドカインの使用を考慮してもよい。JRCのガイドライン1)にはアミオダロンと共にニフェカラントの使用も記載されているが、AHAのガイドライン2)では言及されていない。●溶解にはブドウ糖液を用いる。使用にあたってのポイント!
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