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4Emergency Care 2018 夏季増刊合についてのアプローチについて、そして「21.利尿薬」ではトルバプタンを追加するとともに心不全、肝硬変、ネフローゼ症候群での実際的な使い方について、中村光伸先生に解説してもらいました。 「8.ステロイド」「27.血糖降下薬」(とくにインスリン)では、臨床現場での使いかた・ステロイドごとの換算について、そしてインスリン以外の血糖降下薬全般の作用機序についても大楠崇浩先生に解説してもらいました。 「10.抗菌薬」は経口・静注を含め、非常に広範囲におよぶ内容を①頻繁に使う抗菌薬、②抗MRSA薬、③抗緑膿菌薬、④代表的な感染症については具体的な微生物・抗菌薬処方に分けて、わかりやすく吉本 昭先生にまとめてもらいました。 「11.抗ウイルス薬」については多数の中での使い分け、そしてインフルエンザシーズンに処方する・しないの選択肢について、そして「25.止血薬」ではプロトロンビン複合体濃縮製剤、フィブリノゲン製剤も含め、緊急止血・抗凝固薬拮抗・外傷診療で必要なこれらの薬剤について、宮道亮輔先生にまとめてもらいました。 「12.破傷風予防薬」ではトキソイド、ガンマグロブリンとともに破傷風予防の実践について、そして「28.その他」としてシアン中毒での大量ビタミンB12を加えてさまざまな用途で使用される薬剤について、鶴和幹浩先生に解説してもらいました。 「13.血栓溶解薬」は脳梗塞を中心にとくに一刻を争って投与する必要のある薬剤であり、脳梗塞・肺塞栓での実際の使い方について、そして「26.拮抗薬」についても知っているか知らないかで大きな違いが出る部分です。これらについて、大下慎一郎先生にまとめてもらいました。 「14.抗血小板薬」についてチカグレロールを加え処置前・術前中止の際の考え方について、また「24.輸血製剤」についても救急医はなにを指標として投与しているかといった現場の生の視点も含め、松田知倫先生にわかりやすくまとめてもらいました。 「15.静注抗凝固薬」ではアルガトロバン、ナファモスタットを加え、「16.経口抗凝固薬」については新規経口抗凝固薬も含め、作用機序や使うポイントおよび処置前・術前中止する場合の考え方について小生が担当しました。 「18.血管拡張薬」については高血圧に対して用いられますが、とくに高血圧緊急症での使い分けも含め、菊池 忠先生に解説してもらいました。 「19.抗不整脈薬」について上室性頻脈・心室性頻脈へのアプローチとATP製剤を加え、多数ある抗不整脈薬の中から厳選した形で野村智久先生に解説してもらいました。 「22.輸液製剤」「23.膠質液・人工膠質液」については、日々の業務で使わない日がない薬剤ですが、意外と各製剤の違いに注意がいかないこともあります。酢酸加リンゲル液、重炭酸加リンゲル液を加え、これらの輸液製剤の違いを強調し、大屋聖郎先生にまとめてもら

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