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Special feature　COVID-19の全世界的なPandemicは、今を生きるわれわれが経験したことのない医療の世界をもたらしています。これほどまでにまとめて肺炎患者を診る経験はなく、そしてこれほどまでにCT画像を頼りにして診断を行ったことはなく、そしてこれほどまでに呼吸管理の方法に四苦八苦したことはないのではないか？ と思います。それほどにCOVID-19は特異的なものであり、医療現場に混乱をもたらすものです。　しかし、この困難な状況を支えることとなる医療者の根底にあるものは何でしょうか？ 小生は「基礎」以外にないと思います。本特集は、呼吸管理のエキスパートに執筆いただき、「救急での呼吸管理とアセスメント」と題して、いま一度呼吸管理の基礎を見直してみることを目的に編集いたしました。本特集が日々の呼吸管理の一助となり、あらゆる医療者がこの本を通して基礎力を高め、呼吸管理の質を向上させてくれるよう願っています。　最後に、執筆いただいた先生方へ。コロナ禍にありながら、執筆にご尽力いただきましたことに心より感謝申し上げます。済生会宇都宮病院救急・集中治療科 主任診療科長栃木県救命救急センター センター長小倉崇以　Ogura TakayukiPlanner