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FFeature脳神経外科速報 vol.31 no.2 2021.3. 205COVID-19と脳神経外科医療国立循環器病研究センター 太田剛史〈プランナー〉 2020年3月11日にWHOはCOVID-19をパンデミックに分類した.わが国では,4月7日から5月25日まで総理大臣による緊急事態宣言が行われ,その際に東京,神奈川,埼玉,千葉,大阪,兵庫,福岡,北海道,茨城,石川,岐阜,愛知,京都の13都道府県が特定警戒都道府県に位置付けられた.また第3波の影響で,2021年1月7日から2度目の緊急事態宣言が首都圏の1都3県で発令され,1月13日に,栃木,岐阜,愛知,京都,大阪,兵庫,福岡に拡大された. テレビのワイドショーなどでは報道が過熱し,いわゆる「あおり報道」が頻回に行われた.医療者は一般市民とは異なり,医学的知識と経験をもっているが,COVID-19の流行により,講習会や講演会なども中止となり,情報収集の場をもてなくなった.その結果,医療者と言えども,最新の情報を入手しにくい現状にある. 本特集(Feature)では,①急性期疾患における対応の変化,②予定症例における影響,③感染症対策の専門家が指南する医療者の日常生活,④病院経営へのインパクトについて,ご執筆いただいた.

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