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26洗浄における基礎ポイント❶中部地区中材業務研究会 会長 島崎 豊ICTのためのポイントICTのためのポイントICTのためのポイントICTのためのポイント厚生労働省通知「医療機関などにおける院内感染対策について」1)や所轄保健所による病院立入検査、日本医療評価機構病院機能評価(以下、病院機能評価)2)などから要求されている使用現場での一次洗浄が廃止されているかを確認する。洗浄業務を行う職員は手袋、サージカルマスク、ゴーグル、防水性のガウン(エプロン)、キャップなどの個人防護具(personal protective equipment,PPE)を着用する。洗浄する器材に付着した汚染物質や汚染状態、器材の材質などを考慮して洗浄剤や洗浄方法を選択し、手術器械などは適切な方法で洗浄評価を実施する。 器材の再生処理を行う際は、消毒・滅菌処理の前に十分な洗浄が必要である。器材に血液などの汚れが付着したまま消毒すると、血液や体液などの蛋白質が固化して除去しにくくなり、消毒薬の効果が減弱したり、滅菌不良の原因となることが指摘されている。 近年は、使用現場での一次洗浄を廃止して中央材料室(以下、中材)で行うことが望ましいとされ、現場での洗浄を廃止する施設が増えている。 しかし、洗浄・消毒レベルで使用する器材は、運用面などを考慮して現場などで処理することもあり、中材へ返却して再生処理(洗浄・消毒・滅菌)する器材と、使用した現場で洗浄や消毒が必要な器材に分けて対応する。 すべての使用済み器材は標準予防策に基づく取り扱いが必要で、その器材の使用目的に応じて洗浄・消毒・滅菌などの処理を行う。その目安として「スポルディングの分類」3)がある。 中材へ返却する器材は、スプレー式の予備洗浄剤をむらなくスプレーして、密閉容器に入れて保管する。スプレーにむらがあると、汚染物が固化して除去することが困難となったり、さびが発生する要因となるため、スプレーの手技についてスタッフへの教育が必要である。また、鋭利な器材は廃棄し、中材へ返却しないようにスタッフに教育する。洗浄とは使用現場での洗浄

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