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52INFECTION CONTROL 2020年 夏季増刊伝え方のよい例、普通の例、悪い例よい伝え方(顎マスクと鼻出しマスクのスタッフへ)あっ、すみません。ちょっといいですか? 今の顎マスクと鼻出しマスク…患者さんとお話しされるときなど声がこもってしまうので、ついつい顎にマスクをずらしがちですよね。マスクがずれて鼻が出てしまうこともありますよね。今、個人防護具の適正使用のラウンドをしていて、皆さんにお話しさせてもらっているのですが、マスクの適正使用は主に、「自分自身に呼吸器症状があるとき」「飛沫感染するような呼吸器症状のある患者さんに接するとき」「清潔操作をするとき」です。マスクの装着は、口や鼻の粘膜への曝露を防ぎ、くしゃみや咳などで飛沫を飛散させないためです。だから口や鼻を覆うことがとても重要です。これからも適正使用と装着にご協力をお願いします。あっ、それからマスクに触れてしまったら手指消毒をしてくださいね! お願いします。相手の状況を思いやりつつ、その場でタイムリーに指導している。適正使用について説明することで、顎マスクや鼻出しマスクがいけない理由を説明している。理由が分かり納得すれば、行動変容につながりやすい。普通の伝え方(顎マスクと鼻出しマスクのスタッフへ)顎マスクと鼻出しマスク、ダメですよ。マスクは必要なときに適正に使用してくださいね。なぜ?あっ!顎マスク!ナースは鼻出しマスク!マスクの意味がないですよね…だね

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