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56INFECTION CONTROL 2020年 夏季増刊性も指摘されているが、インフルエンザの予防にはマスクを装着することよりも、「口や鼻を触らない」「人ごみを避ける」「手洗いをする」「換気をする」が推奨されている7)。着脱方法マスクの装着方法に関しては、形態により多少異なるため、メーカーの推奨する方法で行う。一般的にはプリーツ型で鼻から顎まで覆えるようになっており、ノーズワイヤーが内蔵され、鼻梁に沿わせて調整することで隙間なくフィットするような構造である。マスクは、特に飛沫感染、接触感染を想定した場面では1回使用であり、外す際はマスク表面に触れないようにイヤーバンド(耳掛けゴム)を持って外す。また、マスクのずれを直す際には、マスク表面に触れずに内側から指を入れて図1マスクの着脱手順(自院スタッフによる撮影)外し方① 左右のゴムひもを持つ。② 表面(汚染面)に触れないようにマスクを外す。③手指消毒をする。装着方法①マスクを取り出す。⑤ ノーズワイヤーを鼻に合わせ、顎を覆うようにプリーツを伸ばす。⑥顔にフィットさせる。② 表裏・上下を確かめ、ゴムひもを持つ。③ ノーズワイヤーが上にくるように鼻に当てる。④ 耳にゴムひもをかける。Download

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