基準値・目標値理学的検査216検査頻度注意点サルコペニアサルコペニアとは、全身の筋肉量減少や筋力低下を認める症候群のことで、日常生活動作や生活の質に大きく影響を与えます。歩行速度や握力、筋肉量を測定することで、サルコペニアの合併の有無がわかります。スクリーニングは年に2回程度実施します。介入開始後は、2ヵ月に1回程度評価を行います。65歳以上の患者や、最近歩行が困難になった、転倒しやすくなった、力が入りづらくなったなどの症状を自覚するようになった患者では、専門の医療機関に相談する必要があります。第章何がわかる?以下の場合はサルコペニアと診断する歩行速度:0.8m/秒未満握力:男性26kg未満、女性18kg未満筋肉量:男性7.0kg/m2未満(DXA法)女性5.4kg/m2未満(DXA法)220透析ケア 2018 冬季増刊
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