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血液検査110何検査頻度基準値・目標値注意点がわかる?血清フェリチン値/トランスフェリン飽和度(TSAT)透析患者における貧血治療では、赤血球造血刺激因子製剤(ESA)が使用されますが、血清フェリチン値およびトランスフェリン飽和度(TSAT)を知ることで、鉄動態を評価できます。鉄剤投与患者では1ヵ月ごと、鉄剤非投与患者では3ヵ月ごとに実施します。〈鉄補充療法の開始基準〉1)・ESA未投与で目標ヘモグロビン(Hb)値未満の患者:血清フェリチン値が50ng/mL未満でESAに先行した投与を提案。・ESA投与中で目標Hb値未満の患者:①血清フェリチン値が100ng/mL未満かつTSAT20%未満で投与を推奨。②鉄利用が低下する病態が認められず、血清フェリチン値が100ng/mL未満、またはTSAT20%未満で投与を提案。・血清フェリチン値が300ng/mL以上となる鉄補充療法は推奨しない。血液透析患者に対する過剰な鉄補充療法は、心血管イベントリスクを上昇させる可能性が報告されており、鉄補充療法中の患者では血清フェリチン値が300ng/mL以上とならないように注意します。第章50透析ケア 2018 冬季増刊

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