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骨粗鬆症/骨折って何? 骨粗鬆症は、骨の強度が低下し、骨折のリスクが増大しやすくなる状態のことをいいます。一般的には、検査で骨密度が低下したものを骨粗鬆症と呼んでいます。以下の①か②のいずれかに当てはまれば、骨粗鬆症と診断されます。一般人口においては、女性の場合、閉経に伴い女性ホルモン(エストロゲン)が欠乏することにより、骨吸収が骨形成を上回って発症します。透析患者においては、二次性副甲状腺機能亢進症や慢性腎臓病(chronic kidney disease;CKD)の原疾患である糖尿病などが、骨密度の低下や骨質の低下を来すことで、骨折を来しやすくなります。1ページで早わかり!脆弱性骨折とは、軽微な外力によって発生した非外傷性骨折を指す脆弱性骨折があれば、20~44歳の若年成人平均値(young adult mean;YAM)の80%未満で診断1)脆弱性骨折がなければ、YAMの70%未満または-2.5標準偏差(standard deviation;SD)以下で診断1)骨粗鬆症の診断15骨粗鬆症/骨折98透析ケア 2019 夏季増刊

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