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72透析ケア 2020 夏季増刊特徴や注意点便中の水分量を増加させ、便を軟らかくして排便を一般名酸化マグネシウム半減期不明透析性不明用法・用量1日2gを食前または食後の3回に分割経口投与するか、就寝前に1回投与する。年齢・症状により適宜増減他の剤形原末、細粒副作用下痢、血清マグネシウム値の上昇など便に水分を引き込み便のボリュームを増やす酸化マグネシウム錠塩類下剤しやすくするため、水とともに服用すると効果がより出やすくなります。耐性の問題はありません。透析患者ではマグネシウムの排泄が低下し高マグネシウム血症をひき起こす可能性があるため、慎重投与となっています。悪心・嘔吐、口渇、血圧低下、徐脈、皮膚潮紅、筋力低下、傾眠などの初期症状が現れていないかどうかモニタリングし、定期的な血清マグネシウム値の測定が推奨されています。必要最小限の使用にとどめることが望ましいとされています。服薬指導のためにナースが知っておきたいこと高マグネシウム血症の症状が現れた場合は、服用を中止し、ただちに受診するよう指導します。また、多くの薬との相互作用があり、併用薬の作用を低下させることがあります。その場合、2時間以上間隔を空けて服用します。同薬を服用中に大量の牛乳やカルシウム製剤(サプリメントなど)を摂取することで、高カルシウム血症などをひき起こす可能性があるため、ほかに服用している薬や健康食品、サプリメントなどがある場合には、医師や薬剤師に確認する必要があります。飲み忘れた場合は、気づいたときに1回分を飲みます。ただし、次の服用時間が近い場合は1回飛ばして、次の服用時間に1回分を飲みます。

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