130102051
3/16

 透析患者への看護では、それぞれの患者の生活や病状などの個別性を十分に考慮したケアを提供する必要がありますが、その際に最低限押さえておくべき重要なケアが「標準看護計画」です。しかし、系統的な標準看護計画をもつ透析施設は少ないのが現状ではないでしょうか。本書では、各施設で透析患者に対する看護計画を立案する際の参考としていただけるよう、透析患者で必要となるセルフケアや透析患者によくみられる症状・合併症に関する標準看護計画を紹介します。 2011年に刊行した透析ケア夏季増刊『透析室の標準看護計画59:アセスメントの視点がわかる! ケアの質がUPする!』をベースとして、現在の透析患者の状況に即した内容を更新しました。本書で取り上げる標準看護計画が絶対のものではありませんが、施設ごとに効率的かつ適切な看護計画立案・運用を図るうえで参考となるものを目指します。2020年10月ホスピーグループ腎透析事業部統括看護部長宮下美子編集にあたって

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る