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にすると200L程度の原尿が日々生成されています(第一段階)。しかし、その200Lの原尿の約99%が尿細管で血液中に再吸収されます(第二段階)。結果、200L×0.01=2L程度の尿が1日に生成されて体外へ排泄されています。尿の生成による腎臓の役割1.糸球体と尿細管の役割 腎臓が尿を生成することで行っているのは、①老廃物の排泄、②水分の調節、③電解質の調節、④酸塩基平衡の調節です。①はおもに糸球体で行われ、②~④はおもに尿細管で行われます。尿細管は近位尿細管、ヘンレループ、遠位尿細管、集合管からなっています。水分や電解質、酸塩基平衡の調節は、尿細管の各部位で行われています。なかでもナトリウムイオン(Na+)の輸送は水分の移動と密接に関連しており、非常に重要です。図1●腎臓の位置大動脈大静脈腎動脈腎静脈腎臓尿管膀胱膀胱の出口尿道Special Edition必要なコトをまとめました新人スタッフ必読! 透析がまるっとわかるイラストノート ~病態生理編~透析ケア 2021 vol.27 no.4 (307) 11

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