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消化器外科NURSING 2017 春季増刊 974章術式別ドレーン管理とケアレーンの接続部も念のため確認します。手術翌日以降は1日の排液量は多くないかチェックします。乳びでなければ多くても経過観察します。●抜去時期排液が20mL/日以下であれば抜去します。観察ポイント一覧表留置部位 経鼻胃管 右胸腔ドレーン 頸部外側ドレーン 留置期間 ⁃2日 ⁃2~5日 ⁃3~6日 目的 ⁃再建胃管のドレナージ ⁃出血のインフォメーション⁃胸水のドレナージ⁃エアリークの診断治療 ⁃出血のインフォメーション⁃リンパ液のドレナージ 排液の正常状態⁃茶褐色~褐色 ⁃淡血性~淡々血性 ⁃淡血性~淡々血性 排液の異常状態⁃血性⁃量が多い⁃出血量が多い⁃白濁する、量が多い⁃エアリークが止まらない⁃血性、量が多い⁃量が多い、白濁する⁃空気が引ける 考えられるトラブル ⁃吻合部出血⁃再建胃管排出遅延 ⁃術後出血⁃乳び胸⁃肺からのエアリーク ⁃術後出血⁃リンパ漏、乳び漏⁃肺からのエアリーク 異常時のドクターコールの目安 ⁃血性排液:50mL/時 以上⁃血性排液:100mL/時以上⁃ 血性排液:50mL/時以上⁃白濁した場合、排液が200mL/日以上の場合⁃エアリークを認める場合 異常時のナースの対応 ⁃出血:ドクターコール ⁃出血:ドクターコール⁃乳び胸:経管栄養ストップ⁃エアリーク:高度の場合のみドクターコール ⁃出血:ドクターコール⁃リンパ漏、乳び漏:経管栄養ストップ⁃エアリークが止まらない:接続部やドレーン刺入部の確認、ドクターコール 抜去の目安 ⁃排液:200mL/日以下 ⁃排液:200mL/日以下 ⁃排液:20mL/日以下 抜去後の注意 ⁃嘔気・嘔吐がある場合には再留置が必要なこともある⁃抜去部からの排液が多い場合は縫合が必要なこともある⁃頸部腫脹、感染徴候の有無
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