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消化器外科NURSING 2017 春季増刊 91章ドレーンのキホンコストや医療従事者の労力の浪費となるだけでなく、患者さんに体動制限や疼痛といった直接の影響や、事故や感染、あるいは臓器損傷といった合併症による不利益を与えることになります。このようなことが起こらないようにするため、正しい知識を身につけてください。ドレーン抜去についてさらに、ドレーンはあくまで患者さんの体にとっては異物です。そのため、必要がなくなれば速やかに抜去されなければなりません。もちろん、抜去するタイミングは担当医が判断するのですが、ドレーンやドレナージに関する観察記録や報告が、その判断にとって非常に大きな助けとなることはいうまでもありません。図2術後腹腔内ドレナージ図1経皮的膿瘍腔ドレナージ皮膚ドレーン排液膿瘍膿瘍腔

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