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消化器外科NURSING2017年秋季増刊  191図解画像診断には、腹部超音波検査、CT検査、MRI検査、PET検査があります。遠隔転移の有無にはPET検査が有用で、手術適応の決定のための膵周囲のがん浸潤の評価にはCT検査が用いられます。(澤田雄、松山隆生、遠藤格)図1 腹部超音波検査▶で囲まれた円形の低エコー像の部位が膵がんです。図2 腹部造影CT検査▶で囲まれた境界不明瞭の造影効果が不良の部位が膵がんです。図3 MRCP➡部に拡張した膵管を認め、膵管の排出障害が疑われます。この症例は膵頭部に膵がんを認めました。図4 PET/CT検査➡部で黄色の部位が、FDG(フルオロデオキシグルコース:ブドウ糖類似物質)の集積があり、膵がんを示します。➡部も黄色ですが、これは正常腎臓です。薬剤が腎臓で排出されるためこのようにみえます。4章膵臓の治療とケアはやわかり

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