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はじめに徳島大学大学院医歯薬学研究部 消化器・移植外科学 教授島田光生監修しまだみつお このたび、消化器外科ナーシング2017年秋季増刊「どでかい図解でカンタンスイスイはやわかり 肝胆膵の治療とケアQ&A」を読者の皆さんにお送りできることを大変うれしく思っています。 もとより消化器外科看護の領域のなかでも「肝胆膵」の術後看護は、①解剖や病態の複雑さ ②術後のドレーン・チューブの多さ ③術後管理の難しさなどから、苦手に感じるナースが多いのが実情です。そんな「肝胆膵は難しい!」と頭を抱えるナースのために、本増刊では、肝胆膵の解剖、疾患、診断・検査、手術・治療、治療後のケアを網羅しました。大きなカラー図解とコンパクトにツボを押さえた解説の組み合わせで、肝胆膵の術後管理を「カンタンスイ444444スイ」と理解してもらえる構成となっています。 本増刊は肝胆膵外科領域の現場で実際に活躍しているエキスパートの先生方を執筆者として厳選させていただき、そして看護の専門知識の編集経験豊富な消化器外科ナーシングの編集部と一緒になって作り上げた珠玉の作品だと自負しています。わかりやすさだけでなく日進月歩の肝胆膵手術とその看護に関する最新のトピックスも豊富に含んでいます。新人ナースからベテランナースまで、アップデートした知識を会得する機会となり、苦手意識を吹き飛ばすきっかけとなると確信しています。 本増刊が、一見難しそうに見える肝胆膵外科手術の看護に関して、「カンタンスイスイ」な臨床現場のバイブルとしてお役に立てれば、企画者として望外の喜びです。
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