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123消化器外科NURSING 2018 秋季増刊46開腹胃の縫合胃の切離(内視鏡併用)胸骨の剣状突起直下から15cm程度の上腹部で正中切開を行います。開腹歴がない場合は、腹腔鏡手術を行うこともあります。腹腔鏡の場合は計5ポートで、臍部(①)から腹腔鏡を挿入し、左右2カ所ずつのポートから鉗子を挿入します。手縫い縫合の場合は吸収糸を用いて縫合します。仮閉鎖を行い牽けん引いんし、自動縫合器を用いて縫合閉鎖することもあります。腫瘍から距離を置いて、胃壁を切離します。術前にマーキングを行うか、術中に内視鏡を挿入して胃内腔から病変を確認し、胃壁の切除範囲を最小限にします。開腹手術剣状突起腹腔鏡手術●●●●●②④③⑤①切離部胃腫瘍部切離部吻合部手縫い縫合糸肝臓胃器械縫合頻度は低いですが、術後創部の感染には注意が必要です。切除範囲が噴門や幽門に近い場合や、広範囲になった場合、胃の変形をきたして、術後の通過障害の原因となりえます。頻度は低いですが、縫合不全の可能性があります。また、自動縫合器の場合は、胃内腔に出血をきたすこともあります。

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