130111951
10/20

86消化器ナーシング 2019 秋季増刊060嵌はめ込こみ式装具(西野幸子)■嵌め込み式装具とは  フランジが面板に固定されており、ジップロックⓇのように面板とストーマ袋のフランジを合わせて嵌め込む(嵌合する)装具である1)。 フランジには固定型と浮動型があり、腹壁が平坦であれば固定型を選択する。固定型は腹部に力を入れて、上から押さえて袋を嵌める。腹壁が突出している場合やストーマ脱出がある場合は、浮動型を選択する。浮動型は面板と袋の間に指を滑り込ませ、挟むように全周を順番に嵌めていく(図1)。➡ロック式装具➡面板の溝を押さえながら嵌めていく装具061●臭いが漏れたときの対応 装具の周囲から臭いを感じたら、嵌合ができていない部分があると思われます。嵌めなおすか、一周、上から順にしっかりと合わせるようにしましょう。●装着時の確認 ストーマ袋の装着を確認するときは、必ず袋を上げてみて、外れていないかの確認をしましょう。1) 小川恵子.“フランジ”.カラー写真で見てわかるストーマケア.大村裕子編.大阪,メディカ出版,2006,70-1.嵌め込み式装具の装着図1③④②①①面板のシールを剝がす。②〜④きちんと嵌まっているか全周を確認する。

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る