226 消化器ナーシング 2020春季増刊6章化学療法・薬物療法胆道がん化学療法治療法データ副作用データ胆道がんにおいては手術が唯一根治を期待できる治療法であるが、術後再発しやすい。化学療法は、切除不能進行例や切除後の再発例に行われる。切除後の補助化学療法は有用性を示した報告はなく、各施設の方針に委ねられている。薬剤レジメン・目的GC(GEM+CDDP)療法目的▶がんの症状緩和を目的に行います。GS(GEM+S-1)療法目的▶がんの症状緩和を目的に行います。GCS(GEM+CDDP+S-1)療法目的▶がんの症状緩和を目的に行います。シスプラチン(CDDP)剤形▶注射下痢 22%S-1で起こり得る。色素沈着 42.4%S-1で起こり得る。全身倦怠感 30~40%S-1で起こり得る。口内炎 27.1%S-1で起こり得る。テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム(S-1)剤形▶錠剤急性腎不全 2%未満CDDPで起こり得る。食欲不振 約20%GEM、S-1で起こり得る。骨髄抑制 30%以上GEM、S-1、CDDPで起こり得る。発疹 約10%GEM、S-1で起こり得る。末梢神経障害 頻度不明CDDPで起こり得る。脱毛 約10%CDDPで起こり得る。ゲムシタビン(GEM)剤形▶注射※GC療法、GS療法、GCS療法は並列で、どれを一次治療に選んでもよい。
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