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消化器ナーシング 2020春季増刊 211章検査生検法検査法データこの検査法のココがメリット近年の内視鏡機器や技術の進歩により、画像強調内視鏡や拡大内視鏡、超音波内視鏡などで、病変の表面構造・血管構造や深達度、粘膜下腫瘍であればその性状などが診断できますが、なかには確定診断に難渋する症例もみられます。内視鏡検査で比較的容易に組織を採取することができる生検法では、観察以上の質的診断が可能となります。ココがデメリット偶発症として生検後出血が挙げられます。近年の高齢化の進行により、抗血栓薬服用者が増加しており、注意が必要です。検査画像①生検鉗子を病変に近づける②病変を正面視し、生検鉗子を開く③病変に対し、鉗子をできるだけ垂直に当てる④生検後の出血が止血されていることを確認し終了検査中の体位1章検査生検法近年、拡大内視鏡や超音波内視鏡などの内視鏡機器の飛躍的な進歩によって、生検をしなくても詳細に消化管病変を診断することが可能となった。しかし、病理学的な確定診断を要する場合は、やはり粘膜の一部を採取し、生検を行って判断する必要がある。内視鏡検査時の生検(左:内視鏡施行医、右:検査補助者)の様子患者さんは左側臥位検査開始終了、帰室検査時間通常の内視鏡検査に5~10分程度追加(生検個数による)安静時間通常の内視鏡検査と同様準備問診票の確認抗血栓薬使用歴、血液疾患既往の有無、体内金属の有無など検査室へ移動、患者情報の照合検査前の絶食検査前日21時以降は絶食、当日は検査2時間前まで飲水可能(水や茶のみ)使用物品 生検鉗子、生検組織標本を張り付ける濾ろ紙し(10%ホルマリン液に固定する)使用薬剤 生検後出血に対する止血薬(トロンビン液、粘膜保護薬など)検査 

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