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消化器ナーシング 2020 秋季増刊143Chapter 47XELOX(CapeOX)療法治療スケジュールと主な副作用Day12345678910111213141516〜21l-OHP休薬Cape (夕) (朝)休薬副作用と対処患者さんの訴えから ショック、アナフィラキシー オキサリプラチン投与後数分以内(発現頻度は高くない)数コース実施後に発現することもある➡ただちに投与中止、適切な処置を行う悪心・嘔吐 1~8日目ごろ➡オキサリプラチン投与前に5-HT3拮抗薬+デキサメタゾンの予防投与を行う 末梢神経障害(急性) 投与直後から1~2日以内➡低温または冷たい飲食物を避ける末梢神経障害(慢性)➡オキサリプラチンの減量・休薬 14日以上持続手足症候群1週目ごろ~➡保湿薬やステロイド外用薬の使用。Grade 2以上ではカペシタビン休薬下痢 1~2週目ごろ➡止痢薬の使用、水分摂取口内炎 1~2週目ごろ(カペシタビンの副作用としては長期)➡口腔ケアの徹底血液検査から白血球減少 1~2週目ごろ➡うがい・手洗いの励行、発熱時の抗菌薬投与など血小板減少 1~2週目ごろ➡血便、血尿、皮下出血など、出血の有無を確認・ オキサリプラチンは中等度催吐性リスクの薬剤であり、症状に応じてアプレピタントまたはホスアプレピタントを追加します。1日目に130 mg/m2投与(120分)1日目の夕方から、15日目の朝まで1,000 mg/m2/回 1日2回 食後 連日内服

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