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消化器ナーシング 2020 秋季増刊8Chapter 1消化器がん化学・薬物療法の基本消化器がん化学・薬物療法薬の分類地方独立行政法人神奈川県立病院機構 神奈川県立がんセンター 消化器内科肝胆膵 上野 誠1 がん化学療法・薬物療法とは がん化学・薬物療法は、がんを縮小させる、進行を止めることを目標として行う治療で、細胞障害性(殺細胞性)抗がん剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬を用いた治療の総称です(表1)。本章では、各治療薬の特徴表1 消化器がんで多く使用される抗がん剤・薬剤とその分類分類一般名細胞障害性抗がん剤プラチナ(白金)製剤シスプラチンオキサリプラチン代謝拮抗薬フルオロウラシルテガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム(S-1)カペシタビンゲムシタビントポイソメラーゼ阻害薬イリノテカン微小管阻害薬パクリタキセルアルブミン懸濁型パクリタキセルドセタキセル分子標的薬HER2阻害薬トラスツズマブ血管新生阻害薬ソラフェニブレンバチニブベバシズマブラムシルマブ抗EGFR阻害薬セツキシマブパニツムマブ免疫チェックポイント阻害薬抗PD-1/PD-L1抗体ニボルマブペムブロリズマブ

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