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160  整形外科看護2017秋季増刊DダウンロードLできます!手術編どんな手術?腱けん板ばんが切れて穴があいている状態なので、腱板の切れたところに糸をかけ、本来の腱が付いているところに圧あっ着ちゃくさせ、穴を塞ふさぐ手術です。腱板断裂があるからといって、すべてが手術の対象になるわけではありません。投薬や注射、リハビリテーションなどの適切な保存治療を継続して行っても痛みや脱力などの症状が改善しない場合に手術治療が選択されます。どんな方法?従来、行われてきた皮膚を切せっ開かいする「直ちょく視し下か手しゅ術じゅつ」と、約5mm程度の小さな穴を5~6カ所にあけ、直径4mm程度の内ない視し鏡きょう(関かん節せつ鏡きょう)を挿入して内部を見ながら行う「関かん節せつ鏡きょう視し下か手しゅ術じゅつ」があります。最近では鏡視下手術のほうが体への負担が少なく悪い部分がよく見えるため、注目されています。肩腱板修復術1a b腱板けんばん縫合糸ほうごうしスーチャーアンカーa:腱板断端に縫合糸をかけます。b:腱板断端は元の位置に固定され、穴は塞がります。※医師と十分に相談して治療法を選択してください。

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