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170整形外科看護2018春季増刊下肢の骨折後の◆リハビリテーション9総合大雄会病院 整形外科臨床副院長 唐澤善幸下肢機能の重要性人間の特徴といえば、2本足で体を起こして歩けることでないでしょうか。われわれが人間らしく生活するためには、下肢機能は非常に重要です。下肢機能の障害は動く機会を減らし、廃用や寝たきりに直結します。できるだけ障害のある期間を短くし、もとの生活に戻す必要があります。そのためには骨こつ癒ゆ合ごうはもちろん大切ですが、それを動かす筋肉や関節の機能も併せて治療していく必要があります。1. 下肢のリハビリテーションに共通する事項浮腫、腫脹を防ぐために患肢を挙上し、可能であれば術前から足関節の自動運動を開始し、術後もすみやかに再開します(図1)。荷重制限ってどうやって決まるの?骨折術後患者を担当した多くの看護師を困惑させているのは、部分荷重や免荷の期間が症例によって違うことではないでしょうか? 人工関節置換術などが比較的予定どおりにすすむのに対して、骨折術後にはさまざまなパターンがあります。手術法による違いを知ろう!免荷期間を左右するおもな要素として、手術方法による違いを表1に示します。長ちょう管かん骨こつ図1◆足関節の自動運動できるかぎり大きく底背屈します。
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