130131851
6/14

12整形外科看護 2018秋季増刊物理学者のレントゲンによって開発されたため、レントゲン検査ともよばれる。X線検査は、患者に痛みなどの侵襲を与えることなく行え、身体の中の状態を平面的に調べることができる。とくに、整形外科分野で診察すべき骨はX線が通過しにくいので、骨の状態を確認するのに有用である。そのため、整形外科分野では、問診、触診とともに最初に行う検査である。また、骨折や脱臼だけでなく、関節や脊柱の骨と骨との間隔を、横になって撮影した写真と立って撮影した写真を見比べることによって、軟骨部の状態を判断することができ、また、骨棘ができているかも確認することができる。近年は、X線検査がデジタル化されてきて、コンピューテッドラジオグラフィー(computed radiography:CR)といった照射量の減少、放射線照射時間の短縮などを実現した、X線画像処理システムが使用されている。さらに、アモルファスセレンと薄膜トランジスタアレイを用いた高性能なフラットパネルディテクター(flat panel detector:FPD)を使用する検査機器となり、より高精細な写真を撮ることができるようになった1)。精密な検査ができるようになってきており、写真の濃淡を付けたり、拡大したりすることもできる。また、動けない患者に対するポータブルX線検査は、2~3m離れていれば放射線の影響は問題ないと報告されている2)。 妊娠中、または妊娠している可能性がある女性は検査を行わない。X線検査はRI検査とは違い、X線発生装置の電源を切ればX線も消え、放射線障害を受けない。(中條雅美)Xエックス線せん検けん査さ#001X-ray test➡X-PRI検査 P15引用・参考文献1)石垣武男.新しいX線撮影システムの開発:フラットパネル.健康文化.26,2000,1-4.2)和田宏幸.ポータブル撮影時における被ばくについて:2m離れてください.昭和病院雑誌.2(1),2005,57-60.

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る