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054整形外科看護2020春季増刊頚椎の前方除圧固定術第2章◦脊椎の手術8頚椎の前方除圧固定術はこんな手術! 頚椎の前方から脊髄や神経根の圧迫を解除し、同部位に固定術を追加します。これによって、後方筋群を温存することが可能です。手術の適応は頚椎症性脊髄症、頚椎症性神経根症、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎後縦靭帯骨化症などです。 術中体位は仰臥位で、頚椎をやや伸展位とします。皮膚切開は胸鎖乳突筋の前縁に沿って、斜縦切開あるいは創が目立たないよう横切開を行います。食道や頚動脈鞘をよけて椎体前面に達します。透視下で高位を確認した後に椎間板・骨こつ棘きょくを切除します。整復法として、自家骨(おもに腸骨)による骨移植、ケージ、スペーサーやプレートなどを使用する場合があります。 術後はドレーン留置とし、頚部腫脹にともなう呼吸障害・窒息に注意します。まれに気管切開、創部の開放などの緊急処置が必要になる場合もあります。創部が腫脹していないか、ドレーン排液の流出量に注意して観察しよう皮膚切開線に沿ってメスで切離して、胸鎖乳突筋の内側からアプローチするんだ病変部位・切除範囲体位は仰臥位、頚椎はやや伸展位にするよ術中体位術後の状態砂嚢で固定して、頚部を安静に!術創ドレーン前後気管斜縦切開胸鎖乳突筋砂嚢椎間板食道

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