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眼科ケア 2016年 秋季増刊2 患者さんの「見にくい」という主訴には、かすむ、ぼやける、視野が狭いなどのさまざまな症状が含まれています。そして、患者さんはそれらの症状をうまく伝えられずにいます。的確な検査と診断を行うためには、患者さんのほんのささいな訴えも見逃さない注意深い問診と検査が必要です。眼科は検査が多いため、問診に合った検査を選択し、機器を使いこなす技術も必要となります。患者さんの訴えを眼圧検査や視力検査などの一般検査により数値化し、眼底カメラや光干渉断層計(OCT)などの特殊検査により画像化して、的確に医師へ伝えることが検者として大切なことでです。 本書の「検査編」では、一般検査の注意点や検査機器の原理を考慮した特徴的な検査データやアーチファクトを挙げ、さらに一歩踏み込んだ内容のある検査を行うための、教科書には載っていない実践的な検査テクニックについて、外来検査の最前線で機器を駆使している視能訓練士の先生方に執筆していただきました。眼科の検査機器の「こんな原理だったのか!」「これはアーチファクトだったのか!」「この機能は次の検査から使える!」という内容がたくさん詰まっています。『眼科ケア』誌では、今までも検査や疾患についての知識を深める内容を載せてきましたが、本書では手術機器についても解説されており、各疾患の基礎知識から検査と治療を行うための最新機器の知識が得られるため、幅広く役立ててください。後藤 禎久大塚眼科医院視能訓練士編集にあたって

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